インストール済みのWindows OSのプロダクトキーを調べる
Windows OSを再インストールしたり、テスト環境を再構築したりする際、インストール時に使用したプロダクトキーが分からなくなることがある。誤って別のプロダクトキーを使用すると、無駄にライセンスが消費されてしまう。ツールを使えばプロダクトキーが調べられる。 windows 10 pro プロダクト キー 購入 ベンダーから購入したPCには、プレインストールされたWindows OSのプロダクトキーが本体にシールで貼られていることが多く、vそれを見ればプロダクトキーが分かる。しかし、Windows OSの市販パッケージを購入してインストールしたり、MSDNサブスクリプションなどで導入したりした場合、プロダクトキーが分からなくなることがある。 不具合が発生してWindows OSを再インストールしたり、テスト環境の再構築が必要になったりした際、利用していたプロダクトキーが分からないと、別のプロダクトキーを使うことになり、無駄にライセンスを消費してしまう。 Windows Meまでは、レジストリにプロダクトキーがそのまま記録されていたため、レジストリエディターで簡単に調べられた。しかしWindows 2000以降、プロダクトキーはレジストリに記録されなくなり、Windows OSの標準ツールでも調べられなくなっている*1。 これに対し、プロダクトキーを表示するフリーソフトウエアのツールがいくつか提供されている。今回はそうしたフリーソフトウエアの中から、RJL Softwareの「Windows Product Key Viewer」を紹介する。 *1 TIPS「Windows OSのライセンス認証の猶予期間を延長する」で紹介しているように、コマンドプロンプトを開いて「slmgr -dli」「slmgr -dlv」というコマンドラインを実行すれば、プロダクトキーの一部(最後の5桁)だけは表示される(キー全体の値は分からない)。 操作方法 RJL Softwareの「Windows Product Key Viewer」は、ダウンロードページからインストールパッケージ(winproductkey.zip:391Kbytes)を適当なフォルダーにダウンロードして、ZIP形式のアーカイブを展開するだけで、実行ファイル「winproductkey.exe」が得られるwindows 10 pro 価格。原稿執筆時点のバージョンは、1.07である。 Windows Product Key Viewer(RJL Software) *「Compressed .ZIP File」をクリックするとZIPファイルで、「Self-Extracting EXE file」をクリックすると自己展開型ファイルで、それぞれダウンロードできる。 winproductkey.exeを実行すれば、[Windows Product Key]欄にプロダクトキーが表示される。ただ、表示の一部が日本語に対応しておらず、[Registered User(登録ユーザー)][Registered Org(登録組織)]などの欄で、windows 10 pro 64bit ダウングレード 日本語の文字が化けてしまう。 フロッピーディスクを模したアイコン((2))をクリックすると、プロダクトキーを含む全データをテキスト形式で保存できる。その際、日本語は文字化けせず、正しいデータが保存される。 Windows Product Key Viewerは、プロダクトキーを簡単に調べられる便利なツールだが、一方でプロダクトキーを盗むためのツールとしても利用される危険性がある。そのためプロダクトキーを調べる際は、USBメモリにWindows Product Key Viewerをコピーするなどして、windows10 のプロダクトキーを購入調査したコンピューターに実行ファイルを置いたままにしない方がよいだろう。 ●Multiple Activation Keys(MAK)は読み出せない Windows Server Insiderの関連記事 ・Windows Q&A「マイクロソフト・ライセンス認証(3)」 Windows Vista以降、ボリュームライセンスで利用されるプロダクトキーは「Multiple Activation Keys(MAK)」に変わった。残念ながらWindows Product Key Viewerは、このMAKを正常に読み出せない。このとき、プロダクトキーの欄には「BBBBB-BBBBB-BBBBB-BBBBB-BBBBB」という意味のないキーが表示される。